いずれフリーランスになりたいと思っているデザイナーの方は多いのではないでしょうか。
昔と比べてパソコンやプリンタも安くなってるので金銭的にはハードルは下がったかと思いますが、仕事がくるかどうかは別問題です。
この記事では現在会社勤めのデザイナーさんがフリーランスになる為の設備のことを書きたいと思います。
開業資金を貯める。
いきなりお金の話でゲッと思ったかもしれませんが、フリーになるということは全て自腹を切らなくてはいけません。当たり前ですが。
必要最低限のリストです。
- パソコン(できれば2台)
- プリンタ(できればA3)
- ソフト(Adobe、Office、会計ソフト他)
- モリサワ(フォント)
- スキャナ
- HD(データバックアップ用)
- FAX 私のお客さんでも未だにファックで注文の方もいます。
- できれば一眼レフのカメラ
- その他備品
(上のリストは家賃等がかからない場合です。)
最低でもこのぐらい揃えておきたいリストです。細かいものはまだまだたくさん出てきますがそれは仕事をやりながら揃えてもいいと思います。
他の業種に比べれば比較的安く独立できる仕事かと思います。
できる限り会社と同じ環境にする理由
会社員にいた時は当たり前にあったものを、自分で揃えないといけないので結構お金はかかります。
やりながらPCやプリンターなどの機材はお金が貯まったら徐々に揃えていけばいいと思ってる方がいるかもしれませんが、できればフリーになった時か、その前から揃えたほうが良いと思います。
クライアントはあなたの会社事情なんか気にしませんので、要求されたものがないと、
「一人でやってるから仕方ないか。」と、その時点で舐められます。
そう感じたクライアントは当然「フリーだから安くやってくれる。」という考えになってしまうでしょう。
なのでできる限り、会社にいた頃と変わらないようにクライアントとは接していける準備をしたほうが良いと思います。
気楽ばバイト感覚で始めるとクライアントからもバイト感覚に扱われるでしょう。
ただし、あなたがとても優秀なデザイナーであなたにしかできないので仕事の場合やまたクライアントと友達のような信頼関係が築けている場合なら特に必要なものだけでもいいかもしれません。
私の場合両方ともなかったので。。
パソコンは2台は必要
パソコンはできれば2台以上必要です。1台が壊れた時の保険ですね。なので1台はスペックが低くてもいいのであったほうが無難です。
僕は何度か2台あって本当によかったという経験があります。会社にいる時は自分のPCが調子悪くてもいくらでも代わりのPCがありましたから、あまり考えたことがなかったのですが、フリーになったら誰も助けてはくれないので、アクシデントの保険としてもう1台必要かと思います。ディスクトップとノートPCでもいいと思います。
MACを使っているのであればもう1台はWindowsが理想です。クライアントはほぼWindowsなので。今はそんなに違いはないのであまり気にしなくてもいいかもしれませんが、私はWindowsをおすすめまします。
例えば、明日入稿のデータを夜中に製作している時、キーボードにコーヒーをこぼしてしまってPCが動かない、、なんてことがあるかもしれません。1台しかなかったら、パニックになりますよね。
それをクライアントに言い訳でもしたら「やっぱフリーはこわいな。」って思ってしまいまい、重要な仕事は来なくなるでしょう。
フリーでもクライアントとは対等なお付き合い
逆の立場で考えればわかると思いますが、自分にとって大事な仕事を外注する時、能力のことは当然考えますが、ここに出して大丈夫かを最初に考えると思います。クライアントも同じです。
いかにクライアントに安心させるかが重要です。ここに仕事を出しても大丈夫と思ってもらわないと大きい仕事はまず来ません。数万円の単発のリーフレットやフライヤーがいいところです。
あなたが今、会社でしている仕事はあなたの実力で取った仕事かもしれませんが、何%かは会社に出す安心感もクライアントがお仕事を出す理由の一つなのです。
なので準備はしっかりできるぐらいの資金は会社員の時から貯めておく必要があります。
また、数ヶ月は入金がなくても大丈夫な資金も必要です。正直お金がなくなってくると、かなり焦ります。今までは黙っていても入ってきたお金がもう入らなくなるのですから。
会社によっては20日締めの翌月払いや翌々月って場合もありますから、ある程度の貯金がないとかなり苦しくなります。
下の記事はクライアントと対等な関係を作る方法です。参考までに。

まとめ
フリーランスになったからといって、いろいろと大目に見てくれるなんていうクライアントはそう多くはないと思います。フリーになっても変わらない仕事振りを見せることでクライアントも安心して仕事を任せられるのではないでしょうか。
とかくフリーランスはクライアントや広告代理店には軽く見られるところがありますが、そうならないように会社にいた時と変わらない仕事をしたいものです。
今回は設備に関しての記事でしたが次回はフリーランスになる為の能力的な準備について書きたいと思います。
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