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デザイン力をつける方法。模写のすすめ!やり方と注意点を解説

デザイン力をつける方法。模写のすすめ

「スッキリしたデザインにしたいのに、何か違う」

「思ったっ感じにできない」

「なぜかバランスが悪い、もっとデザイン力を上げたい!」

そう思うことはありませんか。

自分が思ったデザインにならないことはよくあります。

イメージした通りのデザインに近づける練習法として「模写」をおすすめします。

この記事ではデザイン力を上げる方法で、どうして「模写」がよいのかの解説します。

 

目次

デザイン力を上げる為に模写のなにが役に立つの?

模写にはいろいろな効果がありますが主に

  • 模写をすることで気がつかない発見がある。
  • 自分のデザインの悪い部分がわかる。
  • デザインの意識が変わる。
  • デザインをする上で気を付ける部分が見つかる。

主に自分では意識していなかった発見があるのではないでしょうか。

模写ってどうやるの?

まず、こんなデザインが作りたいと思う見本を用意します。

また文字量が少なすぎるのも避けた方がよいかも知れません。写真とコピーのみではあまり意味がないので。

今自分のやっている仕事に近いものが良いと思います。

パンフレットでもWebでもチラシでもなんでもいいです。今回は紙媒体の説明をします。

まずは見て模写する

見本を見ながら作るというこです。写真はできればスキャンして同じものを配置するのがよいでしょう。

もちろんフォントや色なども同じように作ります。

どうでしょうか。

おそらく、同じようなイメージにはならないのでは、ないでしょうか。

なぜか?その答え合わせとして、今度はトレースをします。

トレースをしてみる

次に見本のデザインをトレースをします。

見本のデザインをスキャンしてイラストレータに貼り付けます。

この時同じものを2枚並べて配置します。

一つは見本として置いておいてもうひとつは
透明度を50%ぐらいにして二つとも動かないようにロックします。

透明度を50%にしたの上にトレースをしてみてください。ピッタリ合う様に。

意識する点

  • 文字組の文字のサイズ、行間、字間、フォントなど
  • 揃えているところ。文字、イメージなど
  • 写真と文字のアキ
  • タイトルの字間、文字の調整
  • 紙面の外側のマージンの量や小見出しと本文の余白の量など
  • 色の確認

この5つを意識しながらトレースしてみてください。

見えないものが見えてくる

文字組の文字のサイズ、行間、字間、フォントなど

文字組の行間やフォントなどで紙面に与える印象はかなり変わります。重たい感じとかスカスカしているなどあまり意識していなかったところに、イメージを壊している原因があったかもしれません。

揃えているところ。文字、イメージなど

写真と文字が頭揃えになっているとか、隣り合う文字組が揃っているなどはどうでしょうか。人は揃っているだけで美しく感じるものです。

タイトルの字間、文字の調整

キャッチコピーをトレスすると打った文字がぱらぱらしていませんか?キャッチコピーは文字をつめているのではないでしょうか。普通に打つとどうしても文字と文字の間が空いて見える文字が出てしまいます。それがイメージを壊した原因かもしれません。

右と左の違いわかりますか?

左は未調整、右は調整したものです。

左の上のコピーは字間をツメて調整しました。左の未調整はフォントによってはどうしても字間が空いてしまう文字があります。特にひらがなとカタカナです。調整することでイメージはかなり変わります。

下の電話番号はハイフォンの高さとその字間を調整しました。電話番号は大きくする場合が多いので調整するとしないでは印象が変わります。

紙面の外側のマージンの量や小見出しと本文の余白の量など

紙面の周りの余白でもイメージはかなり変わります。制作物によって当然変わってきますが一つの目安にはなるのではないでしょうか。

色の確認

最初に見た感じは赤と思っていたのにスポイトで確認してみるとも少し暗い色だったなど、色の違いも見えてきます。スキャンデータなので正確なものではありませんが、トレースしながら再現すると配色の違いが見えてきます。

トレースをしたものはデザインに近づけたでしょうか。

まとめ

トレースをしてみると見えていなかったところがいろいろと見えてくるのではないでしょうか。

「神は細部に宿る」

本当に素晴らしい技術やこだわりは、一見してわかりにくいと言うことです。

デザインもまさに同じかと思います。

細部へのこだわりの蓄積が全体のイメージを作っていると僕は思います。

模写のお話でした。

デザインの参考になる本を紹介した記事も参考にどうぞ。

https://clip-blog.com/design-books/

参考になれば幸いです。

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