写真の配置に悩むことありませんか?
どう入れたら効果的に伝えられるのか、いつも僕は悩みます。
複数の写真なら尚更です。
なぜならデザインをする上で写真の入れ方一つで印象が大きく変わってしまうからです。
また写真の入れ方で伝えたい意味合いも変わってくることもあります。
今回は紙面を魅力的に見せる写真の入れ方をいくつか紹介します。
見え方の違いがわかりやすいように同じ写真でそれぞれレイアウトしてみました。
印象が変わる写真の入れ方
6種類の写真の入れ方を紹介します。
四角版
四角版とは下の画像のように写真を紙面内に収めるレイアウトです。
とても基本的な入れ方です。写真の周りに余白が出来るため、整然とした、安定感のあるレイアウトになります。一番多く使われる写真の入れ方になります。
安定感が出る一方で、平凡なイメージのものになりやすい入れ方でもあります。
立ち落とし
立ち落としとは、紙面の上下左右の1辺〜3辺を紙面の隅まで写真を入れるレイアウトです。
写真を立ち落とすことで、紙面に動きがと広がりを感じさせる演出ができるレイアウトです。
余白を部分との対比でメリハリのある印象的なデザインになります。
印象的に見せたいけど、文字量が多い時などにはこの写真の入れ方がおすすめです。
余白の効果の記事も参考までにどうぞ。
全面写真
紙面の全辺を立ち落としにしたレイアウトです。
迫力のあるデザインにしたい時によく使われます。
全面写真のなので、文字の量が多い場合などは写真によっては不向きなレイアウトなりますので、その場合は文字の入れ方に工夫が必要となります。
文字を入れる場合、情報量の少ない箇所に入れることが鉄則です。情報量の多い箇所では文字が読みにくくなるのが理由です。
写真の上に文字を乗せる場合のデザインは別の記事も解説しているので参考までにどうぞ。
切り抜き
切り抜きとは被写体の輪郭にそって切り抜いた状態で配置するレイアウトです。
背景がなくなるので被写体への注目度が増し、ストレートに伝えることが出来る技法です。
切り抜きは背景がない分、四版の写真に比べて、大きく配置出来ることも可能です。スペースがない場合でもしっかり写真を見せることができます。
カタログの製品写真などのほとんどはこの切り抜きでレイアウトされています。
また、切り抜きのは紙面に動きを出す効果もあります。
楽し良い感じや賑やかな感じを演出したい場合にも切り抜き画像はよく使われます。
タイリング
タイリングとは複数の写真をある一定の規則性で並べるレイアウトです。
連続する写真によってにリズムが生まれワクワク感を感じさせるデザインになります。
個々の写真のトリミングや色などを考慮してレイアウトするが必要があります。アップの写真があったり引いた写真があったりと写真で動きを付けることも可能です。
また、複数の写真でストーリーを感じさせる演出も可能です。
フレーミング
写真で伝いたいことをより印象的に表現するためにフレーミングをする方法があります。
切り抜きなどができない写真でもフレーミングをすることで紙面に動きや迫力を表現することが可能になります。
フレーミングする形によって意味を持たせることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
写真の入れ方にもいろいろあることが、わかっていただけたかと思います。
写真の入れ方ひとつで読み手に与える印象がガラッと変わってしまします。どのように伝えたいのかを意識してレイアウトをすることがとても大切です。
参考になれば幸いです。
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