- 「デザインを学びたいけど、学費が高くて迷っている…」
- 「教育訓練給付金って聞いたことあるけど、実際どういう制度なの?」
- 「自分も給付金をもらえる対象なのか不安…」
そんな方にぜひ知ってほしいのが、国の制度である 「教育訓練給付金」 です。
この制度を利用すれば、対象コースを修了した際に 学費の20%(最大20万円) が支給され、自己負担を大きく減らすことができます。特に社会人や転職を目指す方にとって、学び直しを後押ししてくれる心強い仕組みです。
ただし注意点として、給付金の対象は「スクール全体」ではなく 「コース単位」 で指定されています。つまり「同じスクールでも、このコースは対象、別のコースは対象外」というケースがあるのです。
この記事では、グラフィックデザイン・Webデザイン・UX/UI・空間デザイン など分野ごとに、教育訓練給付金が利用できるスクールを整理して紹介します。
まずは仕組みを理解し、学費を賢く抑えながらデザインを本格的に学ぶ第一歩を踏み出しましょう。
教育訓練給付金とは?(制度の基本解説)

教育訓練給付金 とは、厚生労働省が運営する「働く人の学び直し(リスキリング)」を支援する制度の総称です。
一定の条件を満たした社会人が対象スクールで学び、修了すると、支払った学費の一部が国から支給されます。
この制度は大きく分けて以下の2種類があります。
- 一般教育訓練給付制度 … 学費の20%(最大10〜20万円)を支給
- 専門実践教育訓練給付制度 … 学費の50〜70%(年間最大56万円、最長3年)を支給
例えば、40万円のデザインコースを受講した場合、一般給付なら最大8万円、専門実践給付なら最大28万円が戻ってきます。長期コースや高額なプログラムほど恩恵が大きいため、制度を理解しておくことはとても重要です。
一般教育訓練給付制度とは?
一般教育訓練給付制度は、比較的短期間の学習を支援する制度です。
対象コースを修了すると**学費の20%(最大10万円)**が国から支給されます。
グラフィックデザインやWebデザインなど、数か月〜1年程度の講座で広く活用でき、はじめて給付金を利用する方にも利用しやすい仕組みです。
- 支給額:学費の20%(最大10〜20万円)
- 対象者の条件
⚪︎雇用保険に1年以上加入していることが条件(初めて利用する場合)。
⚪︎2回目以降は、前回利用から3年以上の間隔が必要です。 - 利用できるスクール例:デザインスクール、資格講座など短期間コースが多い
- メリット:短期間・低価格コースでも負担を軽減できる
一般教育訓練給付制度の利用の流れ
- 対象講座を確認
厚生労働省指定の「一般教育訓練講座」に入っているか確認。スクール公式サイトやカウンセリングで必ず確認しましょう。 - 申込み&受講開始
通常どおりスクールに申込・受講します。 - 修了証の取得
講座を最後まで受講・修了すると「修了証」がもらえます。 - ハローワークに申請
修了日から1か月以内にハローワークへ。必要書類(本人確認書類・領収書・修了証など)を提出。 - 受給
支払った受講料の20%(上限10万円)が指定口座に振り込まれます。
例えば
東京デザインプレックス研究所「グラフィックデザイン総合コース」(学費 約50万円)の場合、約10万円が戻ってきて実質40万円前後で受講可能になります。
専門実践教育訓練給付制度とは?
専門実践教育訓練給付制度は、長期かつ専門性の高い学習を支援する制度です。
対象コースを修了すると**学費の50%(年間上限40万円、最大3年で112万円)が支給され、さらに修了後に資格取得や転職成功など一定条件を満たすと追加で20%(合計70%)**の支給を受けることができます。
大学レベルに近い学びや専門スキルを本格的に身につけたい社会人に適した制度です。
- 支給額:学費の50〜70%(年間最大56万円、最長3年)
- 条件:
⚪︎原則、雇用保険に通算2年以上の加入が必要(初めて利用する場合)。
⚪︎2回目以降は、前回利用から3年以上の間隔が必要です。
さらに、修了後に就職・転職した場合は追加給付が受けられることもあります。 - 利用できるスクール例:専門学校レベルの長期カリキュラム(例:東京デザインプレックス研究所の一部専攻)
- メリット:長期コース・高額コースで特に負担が大幅に減る
専門実践教育訓練給付制度の利用の流れ
- 対象コースを確認
厚労省が認定した「専門実践教育訓練指定講座」であることを確認。Webデザイン、フリーランス、転職支援系の長期コースが多いです。 - 受講前にハローワークで手続き
受講開始の1か月前までにハローワークで「受給資格確認」が必要。ここを忘れると給付を受けられないので要注意! - 受講スタート & 6か月ごとの申請
コースを受講し、6か月ごとに「受講証明書」を提出することで、その期間の学費の50%が支給されます。 - 修了後の追加給付(就職条件あり)
卒業後に就職・フリーランス独立など「働いて収入を得ている」状態で申請すると、さらに学費の20%(合計70%)が追加給付されます。 - 例外的に80%給付も
特に優良な転職実績を持つ一部コースでは、最大80%まで給付対象となることもあります。
例えば
侍エンジニア「Webデザイナー転職保証コース」(学費 約88万円)の場合、最大70%給付が適用されると実質26万円程度の自己負担で受講できます。
給付金が使えるデザインスクールまとめ【2025年版】

「デザインを学びたいけど、学費が高くて迷っている…」
そんな方におすすめなのが、教育訓練給付金制度を利用できるデザインスクールです。
対象コースを修了すれば、学費の20%〜70%が戻ってきて、自己負担を大幅に減らせます。
ここでは、代表的なデザインスクールとその給付金対象コースを 一覧表+詳細解説 でまとめました。
教育訓練給付金制度を利用できるデザインスクール
※対象は「スクール全体」ではなく「コース単位」で決まるため、必ず資料請求やカウンセリングで最新情報をご確認ください。
東京デザインプレックス研究所(渋谷校/通学制)
社会人向けに特化したデザインスクールで、グラフィック・Web・UX/UI・空間デザインまで幅広く学べます。一般教育訓練給付制度の対象コースに加え、最大70〜80%が戻る専門実践教育訓練給付制度の対象コースも多数用意。夜間・土日クラスがあるため働きながらでも通いやすく、実務課題や就職支援も充実。「確実にデザイナーになりたい社会人」におすすめです。
一般教育訓練給付制度対象コース(一部抜粋)
例えば
- グラフィックデザイン総合コース(例:約50万円 → 最大10万円給付)
印刷物や広告制作に必要なDTP・レイアウト・配色などを基礎から学び、実践課題を通してスキルを定着。紙媒体に強いデザイナーを目指せる。 - Webデザイン総合コース(例:約60万円 → 最大10万円給付)
Webサイト制作の基本から実務レベルまでを体系的に学習。UI設計やコーディングまで網羅し、Webデザイナーとして即戦力を目指せる。
専門実践教育訓練給付制度対象コース
例えば
- UXデジタルプロダクトデザイン総合コース(1,386,000円 → 実質746,000円)
UX/UIとデジタルプロダクト制作を融合させた最先端プログラム。※教育訓練支援給付金と併用可能。。 - UX / UI総合コース(616,000円 → 実質123,200円)
国内初の本格的UX/UIデザイナー育成プログラム。人間中心設計や行動経済学も学べるため、企画〜検証まで実務レベルで網羅できる。 - サービスデザインDXコース(792,000円 → 実質158,400円)
UX/UI設計に加えて事業構築やバリュープロポジションの定義まで学習。サービスデザイナーやプロダクトマネージャーを目指す人向け。 - UX / UI総合+Webサイト制作コース(979,000円 → 実質339,000円)
UX/UI設計とWeb制作を組み合わせたコース。調査・要件定義からWebアウトプットまで一貫して学べる。 - アートディレクター総合コース(957,000円 → 実質317,000円)
DTP・レイアウト・配色に加え、CI/VI/BIなどブランドデザインも学習。アートディレクターを目指す人に最適。 - UX総合コース(984,500円 → 実質344,500円)
UX/UIに加え、UXリサーチも網羅的に学ぶ。課題設定から解決まで担える次世代リーダーを育成。 - ブランドデザイン戦略コース(グラフィック&Web)(990,000円 → 実質350,000円)
グラフィック、ブランドデザイン、Web制作を横断的に学習。マルチスキルを身につけたい人におすすめ。 - Webグラフィックデザイン総合コース(990,000円 → 実質350,000円)
Web制作とグラフィックデザインを組み合わせたコース。アートディレクションやブランドデザインも含む。 - デジタルコミュニケーションデザイン総合コース(1,386,000円 → 実質746,000円)
680時間にわたる超大規模コース。グラフィック、Web、アートディレクションを完全網羅。※教育訓練支援給付金と併用可能。
※教育訓練給付制度は スクール全体ではなく「コース単位」で指定 されます。年度や開講状況によって対象・非対象が変わるため、必ず最新情報を資料請求で確認するようにしてください。
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Winスクール(全国各地/通学+オンライン)
全国に教室を展開する社会人向けスクール。WebデザインやDTP、CADなど幅広いコースの中に、教育訓練給付金の対象が多数あります。個別指導スタイルで、働きながらでも無理なくスキルを習得可能。通学とオンラインを選べる柔軟さもあり、学びやすさが魅力です。特に「給付金を活用してキャリアアップしたい社会人」に人気があります。
一般教育訓練給付制度対象コース
例えば
- Webデザインコース(約30万円 → 最大6万円給付)
Illustrator・Photoshopの基礎操作からWebサイト制作までを網羅。実際のWebページを制作する実習を通じて、仕事に直結するスキルを効率的に習得できます。 - グラフィックデザインコース(約28万円 → 最大5.6万円給付)
広告やチラシ制作を想定した課題を中心に、印刷物の制作スキルを学習。DTPの基本から商用レベルの入稿データ作成まで習得可能です。
上記は 教育訓練給付制度の一例 です。実際にはコースごとに対象かどうかが異なります。ご自身の希望するコースが対象かどうかは、必ず最新情報を無料説明会で確認 してください。
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デジハリONLINE(完全オンライン)
デジタルハリウッドが運営するオンラインスクール。Webデザインや動画、UI/UXなど幅広いコースを展開しており、一部コースは教育訓練給付金の対象になっています。現役クリエイターの添削指導や業界連携による課題制作が特徴で、在宅でも実践力を磨けるのが魅力。給付金を利用することで、費用を抑えながら「プロを目指せる環境」が整っています。
一般教育訓練給付制度対象コース
例えば
- グラフィックデザイン講座(約39万円 → 最大7.8万円給付)
基礎のデザイン理論からPhotoshop・Illustratorの実践課題までを網羅。オンライン完結ながら、現役講師による添削とフィードバック付きで安心です。 - Webデザイン講座(約46万円 → 最大9.2万円給付)
Webサイト制作の全工程を学習。企画・デザイン・コーディングまでを一通り経験し、就職や副業につながるポートフォリオを構築できます。
上記は 教育訓練給付制度の一例 です。実際にはコースごとに対象かどうかが異なります。ご自身の希望するコースが対象かどうかは、必ず最新情報を無料カウンセリングで確認してください。
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TechAcademy(完全オンライン)
完全オンラインで受講できるスクール。WebデザインやUI/UXなど、キャリアチェンジを目指す方向けに教育訓練給付制度の対象コースを提供しています。専属メンターによる週2回の面談やチャットサポートで、オンラインでも安心して学べる環境。地方在住や多忙な社会人でも、給付金を利用してコストを抑えながら効率的に学習できるのが強みです。
一般教育訓練給付制度対象コース
例えば
- Webデザインコース(約30万円 → 最大6万円給付)
HTML/CSS・Photoshopを中心に、Webサイト構築をゼロから習得。副業案件獲得サポートもあり、学んだスキルを収益につなげやすいのが魅力です。 - UI/UXデザインコース(約33万円 → 最大6.6万円給付)
ユーザー目線でのサービス設計や、Figmaを使ったUIデザインを学べる。短期間でUX/UIの基礎を固めたい社会人におすすめです。
上記は 教育訓練給付制度の一例 です。実際にはコースごとに対象かどうかが異なります。ご自身の希望するコースが対象かどうかは、必ず最新情報を無料カウンセリングで確認してください。
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侍エンジニア(完全オンライン)
オーダーメイドの学習プランが最大の特徴。Webデザインからプログラミングまで幅広く対応し、マンツーマン指導で効率的に学べます。
一般教育訓練給付制度対象コース
例えば
- Webデザイナー転職コース(約44万円 → 最大8.8万円給付)
Webデザイン基礎からポートフォリオ制作、転職サポートまで一貫対応。修了後は就職やキャリアチェンジに直結するカリキュラム構成です。 - フリーランスコース(約46万円 → 最大9.2万円給付)
実案件を想定したWebサイト制作を中心に学習。営業や案件獲得のサポートもあり、独立を目指す社会人に人気のコースです。
上記は 教育訓練給付制度の一例 です。実際にはコースごとに対象かどうかが異なります。ご自身の希望するコースが対象かどうかは、必ず最新情報を無料カウンセリングで確認 してください。
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注意点(教育訓練給付制度を利用する前に)

教育訓練給付制度は、学費の負担を大きく軽減できる魅力的な制度です。特に高額になりがちなデザインスクールでは、給付金を活用できるかどうかが進学判断の大きなポイントになります。
ただし、制度を正しく利用するにはいくつかの注意点があります。代表的なのは、スクール全体ではなく「コース単位」で指定されること、そして 一般教育訓練給付制度と専門実践教育訓練給付制度とで対象条件が異なること です。
ここからは、制度を利用する前に必ず確認しておきたい注意点を整理して紹介します。
コースごとに対象が決まる
- スクール全体ではなく「講座単位」で指定されます。
- 同じスクールでも対象コースと非対象コースがあるため、必ず確認が必要です。
対象条件がある(一般と専門で異なる)
- 一般教育訓練給付制度:
⚪︎雇用保険に1年以上加入していることが条件(初めて利用する場合)。
⚪︎2回目以降は、前回利用から3年以上の間隔が必要です。 - 専門実践教育訓練給付制度:
⚪︎原則、雇用保険に通算2年以上の加入が必要(初めて利用する場合)。
⚪︎2回目以降は、前回利用から3年以上の間隔が必要です。
さらに、修了後に就職・転職した場合は追加給付が受けられることもあります。
情報は変動する
対象コースや支給額は年度や開講状況によって変わる可能性があります。記事に掲載している内容は一例であり、最新情報ではない場合もあります。
上記は 教育訓練給付制度の一例です。実際に申し込む際は、ご自身の希望するコースが対象かどうかを 資料請求やカウンセリングで必ず確認してください。
まとめ
教育訓練給付制度を活用すれば、デザインスクールの学費負担を大きく軽減することができます。
一般教育訓練給付制度では最大20万円、専門実践教育訓練給付制度では学費の最大70〜80%が給付対象になるケースもあり、本気で学びたい社会人にとっては非常に心強い制度です。
ただし、給付の対象は スクール全体ではなく「コース単位」で決まっており、さらに一般と専門で受給条件が異なるため注意が必要です。
今回紹介したスクール・コースは一例であり、対象内容や給付額は年度や開講状況によって変更されることもあります。
そのため、実際に受講を検討する際は、必ず最新情報を資料請求やカウンセリングで確認してください。
👉 学費の不安を軽減できれば、「学び直し」に踏み出すハードルは一気に下がります。
ぜひ制度を賢く活用して、デザインスキルをキャリアアップにつなげてください。
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