デザイン書史上初の20万部突破!!!の帯に釣られて買ってみました。
読んでびっくり!すごくいい本でした!タイトル通り「なるほど」でした。
特に独学でデザインを勉強している方や駆け出しのデザイナーさんにかなりお勧めの1冊です。
20万部も売れているので、もう持ってるよ。ってひとが多いかと思いますが、いまさらですが、まだ読んだことのない人に向けてレビューします。
3つの章に分かれています。
Chapter1 編集×デザイン
この章では製作物の目的の大切さがわかります。デザインをする上で目的が大切なのは当たり前のことですが、ついつい表現やレイアウトのことばかり考えて見落としがちです。
目的によって表現・デザインがガラッと変わることがよくわかります。
本では「朝ごはんの紹介する雑誌ページ」という設定でデザインの作り方の解説しています。
- どんな人に伝えたい?
- 何を伝えたい?
- なぜ伝えたい?
- いつ・どこで伝えたい?
それらを組み合わせた3パターンのデザインを考え方から作り方まで丁寧に解説しています。
同じ「朝ごはんの紹介する雑誌ページ」で目的が違えば全く別のデザインになることがわかり、目的の大切さがよくわかります。
なぜこのデザインになったのかが、ひとつ一つに理由付きの解説がされています。
デザインの作り方のプロセスも細かく丁寧に紹介されています。
ここをちゃんと理解したら、デザインの迷子にならなくなりそうです。なるほどです!
Chapter2 デザイナーの7つ道具
ここの章では良いデザインを作る上で大切なことが7つ紹介されています。
それぞれのタイトルのネーミングおもしろい!
- ダイジ度天秤
- スポットライト
- 擬人化力
- 連想力
- 翻訳機
- 虫めがね
- 愛
どれも非常にわかりやすく図解と解説ですんなり理解できます。
例えば「ダイジ度天秤」は優先順位の違いで表現が全く変わってくることを図解でわかりやすく見せてくれます。
スポットライトは主役を目立たせるための、テクニックなどを紹介しています。
いままで無意識にやっていたことや幾つもデザインを重ねて気が付いたことなどが、紹介されていて、デザイナーなりたての時に読みたかった!と思ってしまいました。
どれも参考になりますが、私的には最後「愛」が沁みました。
Chapter3 デザインの素
この章ではデザインの見せ方のコツがぎゅっと詰まっています。
文字、文章、色、写真、グラフについてそれぞれにすぐにでも役立つ内容が満載です。
まとめ
感想、そりゃ20万部売れるわ〜と思ってしまいました。
この本は小難しい解説でなく、見ているだけですんなり理解できてしまうような本です。
また、この本もしっかりデザインされてることも感じました。
いままで、感覚でデザインしていたものが、言語化されていて納得する事ばかりでした。
見開きで見るページが多いので電子書籍でなく、単行本をおすすめします。
新人さんはもちろんのこと、今よりもっといいデザインを作りたいと思っているデザイナーさんには是非読んでほしい一冊です。必ずなるほど!と気付きがあります。
「なるほどデザイン」おすすめです。
参考書紹介
他にもデザインの参考になる本を紹介しています。よかったらどうぞ。
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