MENU

【初心者の方必見】良いデザインを作る方法(その1・考え方)

【初心者の方必見】良いデザインを作る方法(その1・考え方)

良いデザインとはどんなデザインでしょうか?

かっこいデザイン?おしゃれなデザイン?

とかくデザインを初めて間もない方はかっこいいとか、かわいいなど表面的なことを気にしすぎて本質を見ようとしないことがあります。デザインをやり始めた頃の私もそうでした。
まあそれも大事ですけど、もっと大事がことがあります。

良いデザインって何だろう? 私も仕事をしている時いつも考えながら作業をしています。

この記事では僕なりの良いデザインとは何かを解説します。

目次

良いデザインって何?

良いデザインを解説する前に、そもそもデザインって何?

ものすごく簡単に言うとただの[飾り]です。

過剰な飾りは逆に伝えたいことが伝わりにくくなるし、少しの飾りではあまり伝わらない、ちょうど良い飾りがより印象的に伝えることができます。

より効率的に、最大限に伝えることができるちょうど良い飾りが良い飾り(デザイン)なのです。

言い方を変えればデザインとは伝えたいことのお手伝いに過ぎません。

デザインは伝えることが最大の目的、ゴールということです。

何を伝えるか!

例えば:オレンジの広告を作るとします。クライアントである八百屋さんはいいオレンジが入ったので、オレンジが売れる広告のデザインをしてほしいとの依頼です。

二人のデザイナーがオレンジのデザイン制作をしました。

デザイナーA:このオレンジの形が綺麗なので、オレンジをかっこよく見せるデザインを作りました。

デザイナーB:このオレンジが甘くて美味しいオレンジであることをアピールしてデザインしました。

どちらが良いデザインだと思いますか?

簡単ですよね。正解はデザイナーBです。

クライアントは売れる広告を依頼しました。お客さんは食べ物を探しに八百屋さんに来店します。だからかっこいいオレンジよりも美味しいオレンジを求めていますのでデザイナーBが良いデザインになります。

ではデザイナーAとデザイナーBの違いがわかりますか?

デザイナーAはクライアントしか見ていないということです。かっこいいデザインをすればきっとクライアントも喜ぶだろうと制作しました。

これは初心者のデザイナーによくあることです。今回の例はとても簡単な例なので、そんなのわかるよと思うかもしれませんが、いろいろなことが絡み合って複雑な案件になると何を誰に伝えるかを見失うことがあります。

デザイナーBはオレンジを食べるのはクラアントではなくお客さんなのでお客さんを見てデザインしました。

誰に対しての広告かちゃんと理解した上で作らないと本当に伝えたい人に伝わりません。何を誰に伝えるかを明確にすることが良いデザインのを作る初めの一歩です。

クライアントが何を求めているのかちゃんと理解し、整理することがとても重要です。整理のやり方を書いた記事も参考にどうぞ。

良いデザインの作り方手順。

まずは骨格を決める

ではまず何をするか、具体的に説明します。

それはコンセプトを決めます。広告の骨格です。

先ほどのオレンジの場合でいうと[甘くて美味しいオレンジ]をコンセプトとしましょう。この[甘くて美味しいオレンジ]を表現するためにデザインをしていきます。

このコンセプトの決め方も重要です。下の記事を参考にしてください。

コンセプトである[甘くて美味しいオレンジ]はこの広告の背骨になるのでそれは変更してはいけません。デザインはその骨格にどう肉付けするかの作業です。

骨格に肉付けをする

ターゲットは?誰に伝えたい?

八百屋さんのお客様は主婦の方が多いようでしたら主婦の方が興味を持ってくれそうな肉付け(デザイン)になります。

また、主婦の方でなく新規の男性客に来てほしいという要望でしたら男性客が興味を持ってもらえる様な肉付け(デザイン)になります。

ターゲットによってデザインは自然と変わっていきます。

そして見てほしい人の身になって考えます。

どのように、伝える?

例えば[甘くておいしいオレンジ]では見る人に説得力がないと思えば[生産地]をいれたり、農家の人の写真を入れたり、それが無理なら写真で切ったオレンジのみずみずしい感じを表現するなどいろいろと[甘くておいしいオレンジ]を表現する案が出てきます。

骨格に肉をつけていく作業です。肉付けは自由です。どう肉付けするかもデザイナにかかっています。一番印象的で魅力的な肉付けを考え、探します。

肉付けが決まりどのような形にするか見えてきました。

ここまでできて、初めてデザイン(レイアウト)になります。

肉付けしたものに色付けをする。

今まで考えた肉付けしたものをデザインをしていきます。何を一番伝えたいことがわかる様にどのように表現するかデザインします。

ここからはあなたのセンスでどの様なイメージ、トーンがいいのかデザインしていきます。

具体的なレイアウトはまた別の記事で解説します。

まとめ

今回の記事は良いデザインの作り方として、その考え方を紹介しました。

[表面的な飾り]を作ることだけがデザインではありません。どう伝えるかを考えることが本当の意味のデザインなんですね。

いくらいいデザインをしてもここがブレているとその時点で悪いデザインになってしまいます。

自己満足のデザインほどかっこ悪いものはありませんからね。

別の記事で実際のデザインの作り方(その2)で解説をします。

良いデザインを作るための参考になるおすすめ本をまとめました。合わせてどうぞ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次