デザイン未経験者の会社員が独学でグラフィックデザイナーとして転職することは可能なのか?
可能です。
未経験者の僕は独学でグラフィックデザインを勉強してデザイナーになりました。
今回は社会人から独学で制作会社などにデザイナーとして就職する方法を紹介します。
私も社会人から独学でグラフィックデザイナーになったひとりです。普通の会社勤めから転職して制作会社に入り、後に広告代理店に転職して、今はフリーランスでグラフィックデザインの仕事をしています。
この記事では、独学でグラフィックデザイナーのなり方を僕の実体験と一緒に紹介します。
グラフィックデザイナーの仕事内容や就職先など解説した記事も参考にどうぞ。
未経験者が独学でグラフィックデザイナーになる方法
今回紹介する未経験者が独学でグラフィックデザイナーになる方法は以下になります。
- Adobe IllustratorとPhotoshopを覚える
- 制作会社に就職またはアルバイトで入社する
- 働きながらデザインの勉強をする。
- グラフィックデザイナーとして就職する
一見無謀な感じがしますが、私が経験済みなのでグラフィックデザイナーになれる道筋の一つかと思います。
では詳しく解説していきます。
独学でグラフィックデザイナーになるために、まずはIllustratorとPhotoshopを覚えよう!
独学でグラフィックデザイナーになるためにデザインの作り方や考え方、制作プロセスなどを書籍で勉強することは、いずれ必要です。
ただ、いくら勉強してもそれを証明する実績がなにもない状態ではデザイン制作会社には採用されません。「100冊デザインの本を読みました。」といっても無理です。
架空の広告を作って、ポートフォリオとして見せてもいいかもしれませんが、おそらく制作会社からすれば、それは参考程度で架空のポートフォリオで採用することはないでしょう。
そこでIllustratorとPhotoshopが使えることがとても重要になります。
グラフィックデザイナーが使っているソフトは主にIllustratorとPhotoshopです。
デザインのやり方の勉強はとりあえず置いておいて、とにかくこのIllustratorとPhotoshopをマスターすることが、大前提です。
正直、IllustratorとPhotoshopは独学でマスターすることはそれほどに難しいことではありません。
動画編集ソフト、3Dソフトなど色々と使ってきましたが、IllustratorとPhotoshopはどちらかと言えばわかりやすいソフトです。
このブログでもIllustratorの使い方を紹介しているので参考にどうぞ。
≫イラストレーターの使い方!基本から応用まで【できること総まとめ】
Illustratorについて詳しく書いた記事も参考にどうぞ。
≫Adobe Illustrator(イラストレーター)ってどんなアプリ?
IllustratorとPhotoshopをこれから勉強する方におすすめ!
独学でイラストレーターやフォトショップをお得に学ぶ方法の記事も参考にどうぞ。
独学でAdobe Illustrator・Photoshopを学ぶ方法
IllustratorとPhotoshopは独学で学ぶ方法はいくつかあります。
本で学ぶ方法
わかりやすく解説している書籍もいろいろ出版されています。おすすめを紹介します。
初めてイラストレーターを触る方は「デザインの学校 これからはじめる Illustratorの本」がおすすめです。初心者向けに分かりやすく書かれています。
初心者向けなどで機能はかなり省かれています。
最終的には「Illustrator しっかり入門」で学ぶことをおすすめします。この本の70%ぐらい使えれば、「イラストレーターを使えます!」と言ってもいいかと思います。
他にもおすすめの本の紹介した記事も参考にどうぞ
Adobe CCをこれから購入する方におすすめの方法
Adobe Illustrator・Photoshopをこれから購入する方にはこの方法がおすすめです。
オンラインスクールに入会するとIllustrator・Photoshopの講座が受けられ、なおかつ格安でAdobe CCを購入することができます。
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詳しい内容は下の記事をご覧ください。
知らないと損をする!詳しくはこちらです。
デザイン制作会社に入る
IllustratorとPhotoshopをある程度使えるようになったら、制作会社に就職活動をします。
といっても、普通は雇ってもらえません。最初はバイトでもOKです。もっと言ったら無償でもいいので働けるところを探します。
どんな形でもいいので、制作会社に入ることが重要です。
中途で制作会社がデザイナーを取る基準は、大きく2つです。
- デザインスキル(過去の実績・作品など)
- グラフィックソフトのスキル(イラストレーター・フォトショップなど)
の2点です。
- デザインスキルはポートフォリオなどの今までの実績から判断されます。
- グラフィックソフトのスキルは主にIllustratorとPhotoshopがどこまで使えるかが基準となります。
未経験者は今までの実績はないので、IllustratorとPhotoshopを習得していることが唯一のアピールポイントになります。
グラフィックデザインと言っても、ポスターやパンフレットのようなデザインスキルが必要なクリエイティブな仕事もあれば、そうでない作業的な仕事もたくさんあります。
文字だけの新聞の求人枠やマニュアルなどイラストレーターのソフトが使えれば、今までの制作物を見ながらなら作れるものがいくつもあります。
なのでIllustratorとPhotoshopを使えることは採用される確率が格段に上がります。特にIllustratorがメインの使用ソフトになるので必ず習得したいところです。
印刷会社でも制作部署がある会社もあるので、検討しても良いかもしれません。
制作会社に入ることが重要な理由
グラフィックデザインの仕事は多岐に渡ります。
ポスター、チラシ、名刺、封筒、案内状、パッケージ、雑誌広告、新聞広告、求人広告、ロゴデザイン、ステッカー、看板、ポップなどなど
それぞれにルールや、やり方があります。また印刷会社や業者に入稿のやり方もそれぞれ違います。
本などで勉強するよりも制作会社に入る方が圧倒的に早くスキルを身につけられます。
学校を卒業しても本当の勉強は就職してからと言っても過言ではないほどです。
僕の場合、タウンページに載っているデザイン制作会社を端から電話をかけていきました。ほとんど断られましたが、運良くデザイナーが2人しかいない小さなで制作会社でしたが働くことができました。そこで、いろいろなことを学びました。
制作会社でデザインを学ぶ
正直、雇った制作会社でもデザイン力は期待していないと思うので、デザインスキルのいらい仕事ばっかりかと思います。
しかし実際の業務をこなすことで、制作の流れや先輩デザイナーの仕事を見ながら少しずつグラフィックデザインの仕事がわかってきます。
僕の場合は最初の1年ぐらいは先輩デザイナーのアシスタント的な感じで資料集めや文字打ち、プレゼン資料の作成(作成と言っても製本やボードにデザイン案を貼るなど)や簡単なチラシや求人広告などがほとんどでした。それでも2年目ぐらいには少しずつ広告を制作する機会が増えてきました。
デザイン制作会社に入ってから実際の業務と並行してデザインの勉強を始め、デザインスキルを身につけていきます。
未経験の時はデザインの本を読んでもよくわからなかったことが、実際のデザイン現場で仕事をしていると本の内容の理解度も上がります。なぜなら、デザインの参考本はデザイン業務をやっている前提で書かれているものがほとんどです。
入社した制作会社でしっかりとデザインスキルとソフトのスキルを学んで実績を作ります。
この本はとても参考になります。20万部売れるのもわかります。この本のレビューの記事もあるので参考にどうぞ。
≫今更ですが祝20万部「なるほどデザイン」をレビューします。
他にもデザインが勉強できる本を紹介した記事も参考にどうぞ。
そしてグラフィックデザイナーとして転職
またいきなり?と思うかもしれませんが、ここの時点では最初とは違い、制作会社で働いた実績があります。またこの頃には自身が作った作品もあるかと思います。
ここで初めて、自分が就職したい制作会社や広告代理店を探し、転職します。
そして初めて、グラフィックデザイナーとして就職をします。
僕の場合は、小さな制作会社から広告代理店に就職しました。大きな制作会社なら別ですが、僕が最初に入社した制作会社はクライアントも限られていて、制作するものも限定的でした。具体的にはファミレスのメニューやチラシ・ポップなどが主な制作物でした。次の広告代理店では制作会社の何倍もの案件があり、いろいろな経験ができ、いろいろなスキルも上がりました。
多くはありませんが、タレントを使った仕事や一部上場企業のパンフレット・会社案内・ロゴ制作・製品紹介動画などの制作もできる様になり、スキルも格段に上がりました。
そして、独立して今にいたります。
独学でグラフィックデザイナーを目指す方に
今回紹介した独学でグラフィックデザイナーのなり方は、僕が体験したやり方になります。
かなり遠回りで、泥臭いやり方かもしれません。デザインの仕事をするまで時間(何年)もかなりかかってしまいました。また、最初に入社できた制作会社がいい会社だったという運もありました。
今思えば、グラフィックデザイナーになるにはデザインスクールや専門学校に通った方が近道だったと思います。
その理由は、デザインスキルをプロから学べることも当然ですが、デザインスクールや専門学校ではグラフィックデザイナーでの求人があり、最初からグラフィックデザイナーとして就職できるからです。
またデザインスクールや専門学校では就職サポートもあり、就職しやすいのも事実です。
昔と違い今は、オンラインスクールなどもあり、働きながら学べることもできます。
デザインスクールや専門学校を検討するのも一つの手です。
- 本気でデザイナーを目指すならおすすめのデザインスクールを紹介した記事をどうぞ。
おすすめのグラフィックデザインスクール
東京デザインプレックス研究所:グラフィック/DTP専攻
東京デザインプレックス研究所は渋谷駅から徒歩5分の好立地
興味が湧いたらまずは資料請求してみよう
東京デザインプレックス研究所について詳しく書いた記事を参考にどうぞ。
デジタルハリウッド ONLINE : グラフィックデザインの講座
デザインスキルからIllustratorとPhotoshopの使い方も学べます。完全オンラインなので、仕事をしながら学ぶことができます。
≫デジタルハリウッド ONLINE : グラフィックデザインの講座
IllustratorとPhotoshopを学ぶお得な方法
デザインを作るために必要なAdobe IllustratorとPhotoshopがセットになったAdobe CCを格安で買え、使い方の講座がついてくるお得な購入方法があります。下の記事で詳しく解説していますのでよかったら参考にどうぞ。
Adobe CCをほぼ半額で買う方法 【フリーランス・社会人・主婦OK!】
デザインワークにはイラストレーターやフォトショップは必須のアプリです。
イラストレーターやフォトショップなど20以上のアプリがセットになったAdobe CCが半額に近い価格で購入できる方法があります。
IllustratorとPhotoshopなどの多数のアプリと使い方の動画が見れるセットがあります。しかも、通常で購入するより4割ぐらい安く購入できます。
詳しくはこちらをどうぞ
グラフィックデザイナーを目指す方に、参考になったら幸いです。
コメント
コメント一覧 (3件)
clipさん
コメント失礼します
パソコン自体初心者です 今は通信でmosに取り組んでいます ですがwebデザインに興味があり パッケージのデザインなどができて将来高齢になった時でも続けられたらいいなと考えています
現在40代子供もいるパートです
今までは美容師として働いてきただけです
このような場合は
年齢的にも経験値的にも
clipさんのようにまでならなくても
ゆくゆくwebデザインを仕事としていくことは
可能と思われますでしょうか
やはり現実を考えると
かなり厳しいでしょうか…
ずっと考えていて、どのようにしたら
webデザインナーになれるのか検索していて
辿り着きました
ご意見がいただけたら嬉しいです
よろしくお願いします
コメントありがとうございます。
Webデザイナーになることは全然大丈夫と思います!
ただ、独学で勉強しようとするとやはり時間もかかるし、挫折することも結構あるので、スクールでスキルを習得することをおすすめします。
オンラインで完結するスクールもあるので、働きながらでも学ぶことはできます。
スクールではスキルを習得することはもちろんですが、その後のサポート(転職、フリーランスの案件紹介)も受けられるので学んで終わりなんてこともなくなるかと思います。(サポートはスクールによって違います)
Webデザインスクールのほとんどは入学前の無料カウンセリングがあるので、そこでいろいろ確認してみるのもよいかと思います。(カウンセリング受けても入学しなければいけないわけではないので)
できれば複数のスクールのカウンセリングを受けて比較することをおすすめします。
答えになってますかね。。
Webデザイナーを目指して頑張ってください!
女性のおすすめのWebデザインスクールの記事もあるので参考にどうぞ。
clipさん、
暖かいメッセージをありがとうございます
諦めモードだったので
とても嬉しいお言葉で
やる気が出てきました!
また相談させていただくかもしれませんが
その時はよろしくお願いします