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イラストレーターの入稿方法と注意点のチェック項目!

【イラレ】入稿データの作り方

紙媒体のデザインしたデータにすべてOKが出た後は、そのデータを印刷所や出版社などに入稿する段階に入ります。

ただ、現状のデータをそのまま入稿すことはできません。

入稿データにはいろいろとルールがありますので、しっかり守って入稿しないと思った様な印刷物が上がらなかったり、入稿のやり直しがあったりします。

この記事では、イラストレーターでの入稿データの作り方とその注意点を紹介します。

Adobe Illustratorの期限が切れそうな方や持っていない人はAdobe CCをお得に購入できる方法を参考にどうぞ。

目次

イラストレーターファイルの入稿データの制作手順

下の番号の順番に確認と操作をすると入稿データを作ることができます。

1. カラーモードを確認

カラーモードが【CMYKカラー】になっているか確認

カラーモードのチェック方法

メニューから「ファイル」→「ドキュメントのカラーモード」から「CMYK」にチェックが入っているか確認

「RGB」にチェックが入っていた場合、「CMYK」に変更して、オブジェクトの色をチェックしてください。「RGB」から「CMYK」に変換すると色が燻んでしまうので、色の修正が必要になる場合があります。

2. トンボの確認

  • 仕上がりのサイズになっているか確認
  • トンボは正確なサイズになっているか、ずれていないかの確認
  • トンボは最前面になっているか確認
    • トンボがオブジェクトに隠れていないかの確認になります。
  • トンボの【線】の色は【レジストレーション】になっているか確認
    • デフォルトでは【レジストレーション】になっています。
  • 裁ち落としの場合、塗りたしは設定の確認
  • 仕上がりのラインが消えているか確認
  • トンボ外やアートボード外の不要なオブジェクトは消去する

トンボの作り方の記事も参考にどうぞ。

用紙サイズの記事も参考にどうぞ。

3. ラスタイライズの解像度の確認

  • ラスタイライズ効果設定の解像度が300dpi以上になっているか確認
    • ぼかしやドロップシャドウのボケの解像度の設定の確認です。

【効果】→【ドキュメントのラスタイライズ効果設定】を選択→解像度の確認。300dpi以上になっていればOK

4. レイヤーの確認の確認

  • オブジェクトが入っていない不要なレイヤーは消す。
  • レイヤーオプションの確認

下の画像のようにレイヤーにアスタリスクがついている場合、レイヤーオプションを変更する必要があります。

レイヤーをダブルクリックしてレイヤーオプションを開きます。

  • 「テンプレート」のチェックを外す。(チェックが入っているとこのレイヤーは印刷されません)デフォルトではチェックは入っていない
  • 「プリント」のチェックを入れる。(チェックを入れることで印刷されます)デフォルトではチェックが入っている

レイヤーの詳しい記事も参考にどうぞ。

5. 全てのロックを解除する

14までのチェックができた時点で、データの全てのロックを解除します。

ロック解除のやり方:メニュー「オブジェクト」→「すべてをロック解除」を選択。

「すべてをロック解除」がグレーアウトの場合はロック解除されているのでそのままでOKです。

WindowsAlt + Ctrl + 2
Mac OSOption + Command + 2
  • レイヤーのロック解除する。
  • ロックを解除した状態で 以降のチェックをします。

6. オーバープリントの確認

  • 意図したオーバープリントになっているか確認。

オーバープリントの確認方法

メニューの「表示」→「オーバープリントプレビュー」を選択。オーバープリントの効果の確認ができます。通常のプレビューではオーバープリントの確認はできません。

  • オーバープリントを指定していない場合、解除されているか確認

オーバープリント一括解除方法

写真以外のオブジェクトを全て選択してメニュー「ウィンドウ」→「属性」を選択すると属性パネルが表示されます。
(写真も一緒に選択しているとオーバープリントのチェックボックスはグレーアウトになっていて選択できません。)

いろいろなオブジェクトが混在しているのでチェックボックスに「ー」が表示されているかと思います。

一度塗り、線のオーバープリントにチェックを入れ、その後チェックを解除します。

7. 孤立点の削除

  • 孤立点を削除する

孤立点とは主に「文字ツール」や「ペンツール」で1回クリックして、入力や描画せずに次の作業した場合に残るセグメントのない「点」のことを言います。

孤立点があると入稿できないわけではありませんが、トラブルの原因になることもあるので消した方がよいでしょう。

孤立点削除方法

メニューから「選択」→「オブジェクト」→「孤立点」を選択するとアートワーク上の孤立点が選択されます。選択された孤立点を確認してデリートで消します。

デリートをする場合、必ず「バウンディングボックス」を表示させて、デリートする孤立点のみが選択されていることを確認してデリートします。これは孤立点と一緒に必要なオブジェクトまで消さないようにするためです。

バウンディングボックの表示方法

メニューの「表示」→「バウンディングボックスを表示」を選択します。

バウンディングボックスを表示すると選択されたオブジェクトを囲うようにラインが表示されます。

これによって、選択された範囲がわかるようになります。

8. 配置画像の確認

画像を配置している場合の画像データのチェックです。

  • 配置画像のデータはPhotoshop形式・Photoshop EPS形式・TIFF形式のいずれかになっているか確認
  • 配置画像のカラーモードは【CMYKカラー】【グレースケール】【モノクロ2階調】のいずれかになっているか確認
  • 【CMYKカラー】【グレースケール】は原寸で300dpi以上になっているか確認
  • 【モノクロ2階調】は原寸で600dip以上になっているか確認

Photoshopの解像度について詳しく書いた記事もどうぞ。

画像の拡大率とカラーモードの確認方法

配置画像を選択します→「リンク」パネルの左下の▶︎をクリックします。

  • 選択した画像の情報が出るので「カラースペース」がCMYKになっているか確認。(グレーの場合はグレースケール)
    • RGBになっている場合は「photoshop」でカラーモードをCMYKに変更します。
  • 拡大・縮小の比率が120%以上になっていたら仕上がりで写真がボケてしまう可能性がありますので、写真を変更する必要があります。

9. 入稿用のデータを作る

  • まで確認したところで、一旦、データを保存します。
  • 「パッケージ」機能を使ってデータを複製します。
便利なパッケージ機能の紹介

便利なパッケージ機能

パッケージ機能は下の記事を参考にしてください。

「パッケージ」機能を使うと、イラストレーターデータと配置している画像データが一つのフォルダーにまとめられます。

下の画像の様に複製されます。

「Links」フォルダはイラストレーター上で配置した全ての画像が入っています。

イラストレータのデータは配置画像のフォルダの上の階層に作られるので「Links」の中に入れて同じ階層にします。

「Links」フォルダを任意の名前に変更します。

この「パッケージ機能」で複製したイラストレーターデータと画像データを入稿データとします。

複製前の元のデータは捨てずにそのまま保管しておきます。(アウトライン化する前の最終のデータとなります。)

データレポートのテキストデータは書き出したデータの詳細が記載されています。入稿には特に必要ないので削除します。

10. データのアウトライン化

  • 「パッケージ機能」で複製したイラストレーターデータの全ての書体をアウトライン化します。
  • 「パッケージ」機能で複製したイラストレーターデータを開き、メニューから「選択」→「すべてを選択」を選択します。
すべて選択ショートカット
WindowsCtrl + A
Mac OSCommand + A
  • 全て選択された状態で、メニューから「書式」→「アウトラインの作成」を選択します。
  • 全ての書体がアウトラン化されます。

アウトライン化されているか確認します。

アウトライン化の確認方法

メニューから「書式」→「フォントの検索」を選択します。

フォント検索パネルが表示されます。

青い四角で囲ったドキュメントフォントに何も記載がなければ全てアウトライン済みです。

全てアウトライン化したのにフォントの記載がある場合の可能性は以下の2つです。

  • フォントまたはレイヤーがロックされていてアウトライン化されずに残っている。
  • 文字ツールの孤立点が残っている。

上の2点を確認してみてください。

アウトライン化の詳しい記事も参考にどうぞ。

11. データの保存

  • イラストレーターデータの保存します。
  • 確認用としてpdfデータを作って同じフォルダに入れておきます。

ファイル名に〇〇_確認用.pdfなどつけることをおすすめします。

12. 入稿データの完成

入稿データの完成となります。

入稿するフォルダにはイラストレーターデータ、配置した画像データ、確認用のpdfでーたとなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

結構細かく記載しましたが、順を追って作れば特に難しいことはないかと思います。

確認用のpdfにあえて確認用と入れるのは、以前、確認用で入れたつもりのpdfデータで印刷されたことがありました。案の定、写真は少しボケていました。それ以来確認用のpdfには必ず「確認用」と入れる様にしています。そんな印刷会社さんはあまりありませんが、念のため入れるようにしています。

このやり方は私がやっているやり方ですので、このやり方でなければいけないわけではありません。

参考になったら幸いです。

●入稿データのつくりかた CMYK4色印刷・特色2色印刷・名刺・ハガキ・同人誌・グッズ類

この本は正しい入稿データの作り方を解説した本です。これをちゃんと理解することで印刷が上がって来た時にイメージと違うなどのトラブルが減るのではないかと思います。

入稿時のデータの作り方でやってはいけないことやファイル形式の説明など細かく解説されていて、非常に参考になる本です。

この本を読むと何も知らずに入稿してた自分が怖くなりました。

グラフィックデザインの仕事をするなら、家庭の医学的な感じで持っておいて損のない本かと思います。

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まだイラストレーターをお持ちでない方や期限がもうすぐ切れそうな方は下の記事を参考にしてください。

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