イラストレーターでイラストやテキストを手書き風にする方法を紹介します。
とても簡単ですので変わったタイトルにしたい。文字を手書き風にしたいなど
デザインのアクセントで使えるのではないでしょうか。
イラストを手書き風にする
2つの手書き風のイラストの作り方を紹介します。
手書き風のイラスト
下の画像のような手書き風イラストの作り方を紹介します。
❶イラストを用意します。
線の塗りをレイヤーで分けると作業しやすいです。
❷黒色の線のみを選択し、上のメニューの「効果」→「パスの変形」→「ラフ」を選択します。
❸「ラフ」のダイアログボックスが表示されます。
- サイズ:ラフの度合いを調整します。ここでは0.3~0.7ぐらい
- 入力値にチェックを入れます。
- 詳細:ラフに密度を調整します。ここでは50~90ぐらい
- ポイント:線の角の選択です。ここでは丸くにチェック
- プレビューにチェックを入れて、確認しながら調整します。
線が出来上がりました。
❹次に色に手書き風の処理をします。
色のみを選択して、上のメニューから「効果」→「スタイライズ」→「落書き」を選択します。
❺「落書きオプション」のダイアログボックスが表示されます。
「落書きオプション」は初期設定でOKをクリックします。
❻色のみを選択した状態で、上のメニューの「オブジェクト」→「アピアランスを分解」を選択します。背景の色部分がパス化されました。
❼色部分が選択された状態で、上のメニューの「効果」→「パスの変形」→「ラフ」を選択します。
- サイズ:0.3~0.7ぐらい
- 入力値にチェック
- 詳細:30~50ぐらい
- ポイント:丸くにチェック
最後に線の太さを調整したら出来上がりです。
イラストの応用
黒い線をアウトライン化して「ラフ」を指定すると、より手書き感がまします。
線を選択して、「オブジェクト」→「パス」→「パスのアウトライン」を選択します。
アウトライン化された線に「ラフ」の効果を指定します。より手書き風になりました。
クレヨン風のイラストにする
クレヨン風のイラストは、無料のブラシ素材を使って作ります。
線をダウンロードしたクレヨンの線に指定して、色部分は先程の「落書き」をパス化したものに、クレヨンのブラシを適用しました。
簡単にクレヨン風のイラストが出来上がります。
文字を手書き風にする
テキストデータをアピアランスを使ってアウトライン化せずに手書き風に加工します。
塗りの加工と線の加工を分けて紹介します。
塗りの加工
緑色の塗りの加工の解説します。
❶加工したいテキストを入力します。(サンプルは60ptです)
文字テキストの塗り「なし」・線「なし」にします。
見えていませんが「happy」と入力してあります。
❷アピアランスパネルを開き、アピアランス上で、塗りと線の色指定をします。
アピアランスパネル表示方法
上のメニューの「ウィンドウ」→「アピアランス」を選択
アピアランスの詳しい記事も参考にどうぞ
≫【イラレの使い方】知らないと損するアピアランス!(基本編)
アピアランスパネルの下にある「新規線を追加」のアイコンをクリックします。
アピアランスパネルに「線」と「塗り」のレイヤーができますので、それぞれ色を指定します。
❸アピアランスパネルの「塗り」を選択します。
下の「fx」をクリックして「スタイライズ」→「落書き」を選択します。
❹設定は初期設定でOKをクリックします。
コツとしては太めのフォントで【落書きオプション】の線幅は
細めの方がスケッチ風な感じが出やすいと思います。
線の加工
次に線の加工をします。
❶アピアランスパネルの「線」を選択します。
下の「fx」をクリックして「パスの変形」→「ラフ」を選択します。
❷「ラフ」のダイアログボックスが表示されます。
- サイズ:0.1~0.5ぐらい
- 入力値にチェック
- 詳細:40~70ぐらい
- ポイント:丸くにチェック
以上のやり方で下の絵のような手書きスケッチ風文字の完成です。
まとめ
この機能を使った他の表現を紹介します。
イラストを手書き風にしたものです。
線を【ブラシ】の鉛筆などを使ったらまた違った表現になって面白いと思います。
よかったら試して見てください。
以上、【イラストレーター】テキスト・オブジェクトを手書き風にする方法でした。
スタンプなどのかすれの加工も参考にどうぞ。
≫【イラレ】かすれた文字やスタンプの作り方
アピアランス機能を使うとよりスムーズに作業が進みます。参考にどうぞ。
https://clip-blog.com/appearance/
イラストレーターを独学で学びたい方に。レベルに合わせた参考本の紹介をしています。参考までに
https://clip-blog.com/illustrators-book/
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